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Found MUJI Plain Style 澄 敬一+松澤 紀美子

http://www.muji.net/foundmuji/2013/06/118.html

#118 Plain Style

澄 敬一+松澤紀美子

Found MUJI青山では、6月14日から6月25日まで、「Plain Style」と題して澄 敬一さんと松澤紀美子さんの作品をご紹介します。 早稲田でアトリエを兼ねたショップを営むお二人。素材本来の質感や形を見つめ引き出す作品をつくり出します。Found MUJI青山は古道具を使った澄 敬一さんの作品を数量限定で製品化。そして、無印良品の布を使って松澤紀美子さんの手により縫製されたものを数量限定で販売します。 期間中、Found MUJI 青山店 1階にてお二人の作品も一堂に会し展示します。

【販売商品】 トレイハンガー/パズルハンガー/傘の柄のウォールフック/エプロン/コースター/ダブルループカバン/大きなカバン/など ※Found MUJI 青山限定

開催期間:2013 年6月14日(金)〜 6月25日(火)まで
開催店舗:Found MUJI 青山




http://www.muji.net/foundmuji/2013/06/119.html

#119 Plain Style - 澄 敬一さん

Plain Styleとは、今回Found MUJI 青山での企画展に際して出した冊子のアートディレクションを担当された山口信博さんが、澄敬一さんと松澤紀美子さんを表す言葉として名付けたものです。

受け取り方はざまざまでしょうが、彼らのモノの「素」の価値を見つけ出すという作風も含めて、対象に向き合う姿勢、暮らし方のすべてが「プレーン」である、ということだと解釈しています。澄敬一さんは、捨てられているものなどを拾ってきて作品につくり替えます。「作品」という言葉が適切かどうかはわかりません。澄さんと松澤さんのアトリエで使われているほとんど全てのものがそうして出来上がっていますから。例えば、捨てられている傘を集めて、木製の柄の塗装を剥がし、その曲線を生かしてS字フックやコートハンガーなどをつくります。普段見慣れているはずの傘の柄なのに、一見「これはなんだったっけな?」と不思議な気持ちにさせてくれるものです。ほとんどの柄が積層合板で出来ているのを発見できるのも、これらの作品の特徴。澄さんは「ミルフィーユ」と表現していますが、塗装をしない積層された表面の愛らしさを知ることができます。 このほかにも、アルミのアルマイトコーティングを磨いて落とした容器や、金庫の中身の機構のみをつかったお弁当箱などユーモアとウィットに溢れた多種多様な作品があります。しかし一貫して、ものの成り立ちや、本来の機能や素材感に気づかせてくれる品々です。 今回のFound MUJIの企画に向け、澄さんが無印良品の「壁に掛けられる家具」のシリーズのブラケットと傘の柄を用いた、ウォールフックを提案してくれました。日本国内では唯一、積層合板の傘の柄をつくりつづけている栃木県の木工房にお願いして製品化しました。廃材を磨いてつくったオリジナルとは異なりますが、澄さんの遊び心が加わった意匠を生活にも取り入れられる製品となっています。




http://www.muji.net/foundmuji/2013/06/120.html

#120 Plain Style 2 - 松澤紀美子さん

松澤紀美子さんは、布をつかった作品をつくります。

松澤さんのものも「作品」というよりは、生活に入り込んだ「道具」です。彼女が普段身につけているエプロンも、使っているコースターも、ノートカバーも、澄さんのバッグも、全て松澤さんがご自身でつくられたものです。今あるものを上手く利用しながら、手を加えて自分たちに合った大切なものにしていく。松澤さんの暮らしもまた、「プレーン」そのものです。 松澤さんの道具づくりは布を探すところから始まっています。普段から骨董市や生地店で気に入ったものがあると買いためておくそうです。今回、Found MUJIの企画に向けて、無印良品の生地を選んでもらい、全ての製品をご自身の手でつくっていただきました。麻の風合いを生かした生地をエプロンとコースターに。厚手の麻のクッション生地をダブルループバッグに。ダッフルコートに使われた目の詰まった綿のツイル生地を大きなバッグに。適材適所の生地選び。 松澤さんの「道具」は見えないところまでしっかり考え抜かれています。例えば、松澤さんは縫う前に必ず生地を洗うそうです。だからお客様が洗っても縮みが少なく安心です。また、コースターの中には麻のワッフル生地(こちらも無印良品の生地を使っています)が入っており吸水性と速乾性に優れています。エプロンやバッグのポケットの口には裏地を当てています。そして、さらに驚きなのが、バッグの持ち手。こちらは中の芯をご自身で麻ひもを撚ってロープ状のものをつくり、それを生地でキッチリと手縫いで覆います。そうすることで年月を経て芯が細くなりカバーしていた生地が余る、ということがなくなるそうです。素材も、使い勝手も、丈夫さも。永く使っていただける良品です。


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